撮影日時:2011年11月30日 04時22分~、ISO800、360秒露出4枚合成
撮影機材:EOS kissX2(改)、SIGMA APO TEL MACRO 300mm F4 + LPS-P2
撮影場所:愛知県豊田市、豊田市総合野外センター東駐車場
11月30日早朝に撮影した、かみのけ座の銀河M98、M99、M100です。
近くにある同じようなサイズのNGC4216も構図に入れたかったので、3個のメシエ天体は中央からズレてます。下の星図のように、ほとんど星座の境界線上あるのでNGC4216は、おとめ座に含まれます。
昨夜は一旦寝ましたが目が覚めてしまい、窓の外を眺めたら星が見えたので、これだけを撮影に出かけました。撮影時間を合わせて3時間ほどの夜遊びです(笑)
実はこのメシエ天体3つは、短めの焦点距離のレンズで撮影しようと予め決めてました。ウィキペディアのM98の項には、”1781年ピエール・メシャンによって発見された。M98、M99、M100はメシャンによって同時に発見されている“とあります。この『同時』という点に興味を惹かれて、それじゃ3つまとめて一緒に撮影してやろう…、と思ったのが動機です。
上の画像では、どれがどの天体なのか分からないので、ステラナビゲーターに画像を貼り付けてみました。画像を横切っている紺色の線が星座の境界で、左側が「かみのけ座」、右側が「おとめ座」です。
さすがに詳細までは分かりませんが、それぞれの雰囲気だけは分かるので写っている主要な天体を切り出してみました。
次いでM99。
フェイスオンの渦巻き銀河ですが、腕が一本だけ目立ってます。
そしてM100。
こちらもM99と同様のフェイスオンの渦巻き銀河ですが、こちらの方が均整がとれた姿で写りました。右側の小さな銀河がNGC4312です。写野の周辺部なので星像が歪んで写っています。
メシエ天体に入っていても不思議ではないNGC4216です。
エッジオンの銀河で、左右にもエッジオンの銀河が並んでます。
最後は近接ペアのNGC4298とNGC4302です。
丸い銀河がNGC4298、長細い方がNGC4302です。
おとめ座付近のメシエカタログに含まれる銀河は楕円銀河が多くて特徴のない地味なものが多いですが、この3個は個性があって拡大して撮影してみると面白そうです。
この3個で撮影済みのメシエ天体は89個になりました。撮影済みのメシエ天体一覧表はこちら。
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