Archive for 4月 26th, 2012

ケンタウルス座の巨大球状星団NGC5139【C80】『ω星団』

木曜日, 4月 26th, 2012

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撮影日時:2012年04月23日 23時32分~、ISO1600、300秒露出4枚合成
撮影機材:kissX2(改)、ビクセン102M+CLOSE-UP AC No3+L41+LPS-P2
使用架台:SE2赤道儀、ガイド鏡:miniBORG50+StarShoot AutoGuider
撮影場所:愛知県北設楽郡設楽町、段戸山牧場

上の画像は23日夜に撮影したケンタウルス座の巨大な球状星団NGC5139で、カルドウェル天体としてはC80になります。これもケンタウルス座の電波源『ケンタウルス座A』と同じように番号で呼ぶよりも『ω星団』という名前の方が知られています。ケンタウルス座Aよりも更に南、つまりもっと低いところまでしか昇ってきません。撮影時の高度は約7.5度でした。赤っぽく写りましたが、夕日と同じで大気の影響だと思います。

段戸山牧場からは南西方向に名古屋があるので、南からその方向にかけては光害が酷いです。それでも23時頃以降は幾らか緩和されるので、その時間を狙って撮影しました。こうした光害の状況と南中時刻の兼ね合いで、4月末が段戸山牧場で撮影できる限界になるようです。

いつもなら「上の画像は星団付近を切り出しています」と書くところですが(笑)、上の画像は元の画像を縮小しただけです。あまりにも大きいので切り出す必要がありませんでした。下の画像は同じ条件で同夜に撮影したヘラクレス座のM13です。

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撮影日時:2012年04月23日 23時55分~、ISO1600、300秒露出4枚合成

見比べてもらうと一目で判りますけど、ω星団の方が一回り大きいです。M13も「北天で第一の」と形容される球状星団ですが、小学生と高校生くらい大きさに違いがあります。実際の距離はM13の方が22000光年とω星団の18300光年よりは多少遠いです。しかし距離の差で説明できる大きさの差ではなくて、実際にω星団の方が巨大なようです。ウィキペディアの説明によれば普通の球状星団は年寄りの星の集団ですが、このω星団の中では星の生成が行われているそうで、どうやら別格の天体らしいです。

下の星図上ではω星団の南側に更に二つのカルドウェル天体が見える筈でしたが、残念ながら山に遮られてこの夜は捉えられませんでした。どうやら段戸山牧場ではω星団が限界のようでした。

今までに撮影したカルドウェル天体の一覧表はこちらです。


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