撮影日時:2012年09月24日 03時21分~、ISO1600、450秒2枚+30秒4枚
撮影機材:kissX2(改)、ビクセン102M+CLOSE-UP AC No3+L41+LPS-P2
使用架台:SE2赤道儀、ガイド鏡:50mm屈折+StarShoot AutoGuider
撮影場所:愛知県豊田市、豊田市総合野外センター東駐車場
おはようございます。
9月23日夜に撮影したオリオン座の大星雲M42です。このM42は光度差が激しいので、どうしても一番明るい部分は白とびしてしまいます。それを少しでも緩和するために多段階露出のテストをした結果が上の画像です。この夜はファインダーを改造したガイド鏡のテストをしていたので、2重の意味でテストとなりました(笑)
まず450秒露出の元画像を2枚、加算で処理したのが下の画像です。外側の淡い部分やランニングマン星雲にはちょうど良い感じですが、中心部の明るい部分はベタッとした感じで白く潰れてます。
続いて30秒露出を4枚、平均加算した画像です。このくらいに露出に抑えると何とか中心部の様子が分かりますが、その代わりM42の大きく広がった淡い部分は写っていません。
この2枚を加算で処理した後、レベル調整とトリミング処理をしたものが最初の画像になります。多段階露出をしようとすると30秒露出でも露出超過で、かなり効果が薄かったようです。それでも白とびした部分の不自然さは幾らか緩和されました。
全く違う方法でステライメージの「デジタル現像」を使うと白とびした部分の緩和ができるのですが、これを使うと全体的に淡い感じになってしまうので、M42の場合は多段露出が適しているようです。
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