アクロマート鏡筒SE120Lで撮影した馬頭星雲

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撮影日時:2011年12月30日 22時57分、ISO1600、360秒露出4枚合成
撮影機材:EOS kiss X2(改)、Kenko SE120L + CLOSE-UP AC No3 + L41
使用架台:SE2赤道儀、ガイド鏡:miniBORG50+StarShoot AutoGuider
撮影場所:愛知県豊田市、豊田市総合野外センター東駐車場

まだ去年という実感がないですけど、昨年の12月30日の夜にSE120Lを使って撮影した馬頭星雲です。姉妹機の同口径で短焦点タイプのSE120は凄い青ハロが出るので有名ですが、F8.3のSE120Lはそれほど気になりません。

アルニタクの周囲に淡い大きなゴーストが出ていましたが、コントラストを強めに処理したら、あまり目立たなくなりました。それでも赤い星雲とゴーストが重なっている部分は色調が違うので、よく見るとゴーストの痕跡がわかります。

現在、撮影に使っているSE120Lは下の画像のように接眼部分にレデューサー代わりのクローズアップレンズと、青ハロ低減用のL41フィルターを組み込んでいるので、ノーマルの状態よりはゴーストが出やすい構造です。もっと激しくゴーストが発生するようなら何か対策せねば…、と焦るところですが、この程度では目をつぶろうか、どうしようかと逆に変な部分で悩みます。

下の画像がカメラへの接続部分です。

SEシリーズのオリジナルは2インチの接眼部となってますが、ボーグのアタプターM56→M57ADII【7914】を使って、手持ちのボーグパーツを使えるようにしています。この【7914】はカメラ回転装置込みなので、非常にお買い得感があります(笑)

【7914】と2インチホルダーS【7508】の間は少し色が違っていますが、これは63-540に付属していた延長筒です。この延長筒は肉厚が薄いので、中に52mm径のフィルター類がそのまま仕込めるので重宝します。
 

【7508】には52mm径のフィルター用の溝があるので、そこにフィルターを着けてます。その後ろにカメラマウントホルダー【7000】とEOS用カメラマウンド【5005】が繋がり、ようやくカメラに接続です。

最近、SE120Lは非常に安く販売されています。ボーグのアタプター類やフィルターを買い足しても、まずまずの値段で納まります。同様に安価な反射鏡筒のSE200Nは、ネット上にかなり情報があるのですが、SE120Lの方で写真撮影の情報はあまりありません。この鏡筒で写真が撮ってみたい…、と思われる方の参考になりましたら幸いです。


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コメント / トラックバック8件

  1.  こりゃまたすごい。安価なアクロマートでここまで写るとは。
     Kenkoの人に感謝されるんじゃないでしょうか。
     来年のKenkoのカタログにのるんじゃないですか?
     日本一はやくリング星雲を撮った男、に続いて、
     日本一SE120Lをつかいこなしている男 登場ですね。
      

    • さとう より:

      こんばんは、いっこうさん
      アクロマート鏡筒のSE120Lでも少し工夫してやると、このくらいなら写ります。アクロマートの場合は色によって焦点が違っているので、逆に微妙にピントをずらしてやると、青ハロや赤ハロが目立たないポイントがあります。なのでピント合わせの時はライブビューで見ながら、それを必死で探してます(笑)

      これを撮った時は電動フォーカサーは未装着でしたが、取り付けてから、ずいぶん楽になりました。

      SE120Lに簡易レデューサーのクローズアップレンズを取り付けると810mmくらいの焦点距離になります。ちょうどR200SSと同じくらいなので、撮り比べるのも面白そうです。

  2. こんばんは
    SE120にも2系統あるのですね。 63も800mmのとさとうさんが持っていらっしゃるのと2つありますね。 800mmのほうはとても安そうですが。
    ケンコーの接眼部はボーグ製品と使いまわせるのでいいですね。

    • さとう より:

      こんばんは、かたくちいわしさん
      そういえばSE102だけ短い鏡筒しかないですね、これも猛烈に青ハロの出る鏡筒です。
      63-540はあまり見かけませんが、長いほうの63-800は最近、オークションで安く出回ってます。太陽や月をちょっと見するなら63-800もコストパフォーマンスのいい鏡筒です、中国製品の常で手抜き箇所が多々ありますが(笑)

      ビクセンの鏡筒にもボーグ製品を使いまわすアタプターが出てます。102Mもそれでボーグ化ですから。

  3. 鳥天 より:

    綺麗な馬頭星雲ですね。
    こういう写真を見ると、改造カメラが早く欲しくなります^^
    レデューサの代わりにクローズアップレンズを使われているのですね。
    私もTリングにクローズアップレンズを取り付けはしましたが、レンズがあるせいでアタッチメントにねじ込むことが出来ず、そのままになっています。
    皆さん、どうやって取付けているんでしょうね??

    • さとう より:

      こんばんは、鳥天さん
      Tリングを改造して、Tリング内にクローズアップレンズを組み込む方法もあるみたいですね。

      自分の場合はボーグのパーツには52mmのフィルターネジがあるので、それを利用してます。
      そのままだとフィルターが大きすぎて邪魔で繋がらないので途中にケンコーの63-540に付属していた肉厚の薄い延長筒を使ってます。この延長筒、オークションでも安く売られていました。

  4. ミッチー より:

    う、同じ日に、同じものを撮っていたのですね。
    でも、僕のとは大違いで美しいです。まいりました。
    いろいろ違いはあるのでしょうが、ここらへんの対象は、カメラ改造がキモなんでしょうか。

    • さとう より:

      こんばんは、ミッチーさん
      この日は正月休みの時期に突入していたので、全国レベルでみると同じ対象に望遠鏡を向けていた人は大勢いたかもしれませんね。

      ほとんど赤い光でしか輝いていない馬頭星雲やカリフォルニア星雲には改造カメラは効果絶大ですよ。逆に銀河を狙う時は無改造カメラでも差はないので、改造X2よりも高感度な無改造X3を使ってみたりしています。